中国の死刑制度とその基準について

中国の死刑について

 第237回メルマガ配信分(2) 

中国雑学

今回は重いテーマですが
死刑制度について触れたいと思います。

日本でも死刑制度の存続か否かは
意見の分かれるところです。

どちらかを支持するのではなく、
現在の中国の状態についてお話します。


中国では死刑制度がある

現在世界の3分の2から4分の3の国は
死刑制度を廃止、
もしくは事実上廃止しています。

死刑制度がある日本や中国は
その観点からいうと少数派にあたります。


中国の死刑執行数は公開されていませんが
世界最大数であると思われています。

日本の死刑執行数は年平均10件ほどなので、
およそ100~200倍の死刑が
中国では行われています。

日本と中国の対人口比率からみても
かなり高いといえます。


日本ではなかなかない基準での死刑も

死刑になりうる犯罪の類も
日本と中国では異なります。

もちろん殺人や凶悪犯罪の類は
死刑になることがありますが、
その他には以下のような事件も
死刑判決が下る可能性があります。


  • 横領、収賄罪

中国ではワイロを受け取ると
最悪死刑になることがあります。

金額や規模にももちろんよりますが、
少なくない政府関係者が捕まっています。

今中国では政府公務員の汚職撲滅に
かなり力を入れているので、
さらに今後収賄罪での死刑者が増えるかもしれません。


  • 麻薬関連

中国では麻薬関連の取り締まりが
非常に厳しくなっています。

麻薬は使用しなくても、
輸送・所持だけでも処分の対象になります。

日本人旅行者がアルバイトとして荷物を預かり
知らずに麻薬輸送に関わってしまうこともあるので、
くれぐれも中身の知らない荷物を預かって
中国に行ってはいけません。


  • 婦女暴行

日本でも重い犯罪にあたりますが
中国では死刑になることがあります。

中国では強姦や強盗や暴行など
暴力的な犯罪に対しては、
日本以上に非常に重い刑が科される傾向があります。


  • 詐欺、窃盗罪

損害額によりますが
これも死刑になることがあります。

全国的に影響力のある商品の不正による事故なども
もちろん対象になりえます。

それでも不正を行う企業が
減っている印象はありませんが…。


  • 誘拐、人身売買

中国の誘拐はそのほとんどが
身代金目当てではありません。

人身売買のために誘拐されます。

そのため子どもを狙った誘拐が後を絶ちません。

計画的誘拐などは死刑の対象となり得ます。


もちろんどこの国いても
法律を順守することは当たり前のことですが、
罪を犯した場合中国では日本以上に
重い刑が科される可能性があります。

旅行の時にはくれぐれも羽目を外しすぎないように
気をつけましょう。


それでも中国は世界的に見て、
どちらかといえば犯罪発生率は低い国です。

悪い事をしなければ
比較的安心して過ごすことができます。


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