中国人のビザ取得や海外旅行事情について

中国人は海外旅行に行きにくい?!

 第235回メルマガ配信分(2) 

中国雑学

中国に行く日本人は
毎年何万人もいます。

安くて近い中国は
今でも人気のある旅行先のひとつです。

では中国人にとって海外旅行のためのビザと
行けることのできる条件はどのようなものでしょうか。


ノービザで行ける国はごくわずか

日本人はノービザでも
かなりの国に行くことができます。

中国へもビザ無しで入国できます。

中国本土は15日以下の滞在ならビザ不要、
香港は90日以内ならビザ不要という
歓迎ムード全開です。


しかし中国国籍の人にとって
ビザ無しで行くことのできる国は
数カ国しかありません。

日本人であれば
海外での飛行機の乗り換えのついでに
ちょっと入国するということができても、
中国人はそれはできません。


実際、自国の領土である香港ですら
行くには「通行証」というビザが必要です。

戸籍によっては旅行会社を通してでないと
香港に入れないなど、
かなりの不便さがあります。

ちなみに香港籍の人は
自由に中国本土に出入りできます。


不法就労、逃亡、移民対策などのために
このような措置になっています。

経済的な大国になっても
少なくない人がまだまだ貧しいのが中国の現状です。


日本に旅行するためには団体ツアー?

数年前まで中国人の日本への旅行は
団体でのツアーでしかビザが取得できませんでした。

しかし規制が緩和されツアーでなくても
日本へのビザの取得が可能になりました。

しかしビザの取得の手続きの煩雑さと
高額の費用の負担のせいで、
庶民にとってやはりツアーの方が日本に来やすいようです。


中国のツアーは日程がかなりハードで、
朝の6時7時から出発し観光や
ショッピングということがよくあります。

タフでなければ中国のツアーにはついていけません…。


他にも日本のケースではありませんが、
あるツアーでは過剰ともいえるほど
ショッピングに時間を取ります。

その理由は中国の旅行代理店と
受け入れ側の力が関係しています。

↓↓「中国人団体観光客ビジネス」の歪んだ構図
http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Download/Overseas_report/1307_kawakami.html


日本への個人旅行は収入を証明しなければいけない

日本に来る中国人のほとんどが
ツアーである大きな理由は
ビザの取得の困難さです。

現在、年収が6万元(約100万円)以上であれば
ビザの申請が可能ですが、
事はそれほど簡単ではないようです。


まず中国人の平均的な月収は
3000元ほどといわれています。

つまり年収3万6000元です。

6万元というラインは
標準よりもずっと上の人たちだけが
クリアできるということになります。


ビザは中国の旅行代理店を通して申請しますが、
条件は代理店によって様々です。

10万元以上の年収であることや、
不動産を持っていることや
銀行貯蓄の額を証明する書類を
求められることもあります。


収入が証明できても、
保証金として一人につき5万元(約85万円)以上の
支払いが求められます。

この保証金は中国へ帰国後
数ヶ月してからやっと返還されます。


つまり現金一括で旅行費用と保証金を
用意できる人だけが日本のビザを取得できます。

実質、ほとんどの人にとって
日本へ個人の旅行ビザを取得することは不可能です。

毎年たくさんの中国人が日本に来ていますが、
複雑な事情が関係しているようです。


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